月に祈る

しっぽが傍らにいた頃、介護やら看護でまともな睡眠時間など取れないのが 当たり前でした。 汚れ物の洗濯が終わるのは大抵、日付が変わってから。 ですが、それが執事家の日常で、毎夜、ベランダに洗濯物を干しながら 頭上の月を見上げては、その時その時の願いを、月に向かって 祈っていました。 神様も仏様も、そんなもんいねーっと傲慢にも思っている執事ですが、 森羅万象…

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